2012年3月10日土曜日

究極の筋量 vol.3 トレーニングギアに頼らない素の力。本当の筋力とは

究極の筋量を得るためには信じられないほどの重量を繰り返し、繰り返しリフトする必要がある。
先月のマッスルアンドフィットネスでロニー・コールマンが語っていたように、
「ミスター・オリンピアになりたいという人はたくさんいる。しかし、これほどの重量を持ち上げたいという人はいない」

これを支えるのは強靭な握力である。どのような重量を持ち上げる、引くにしてもまずはその重量そのものをその手に保持できなければお話にならない。
じゃあ、リストストラップやフックを使えば?とい声が聞こえてきそうだ。
しかし、私の意見ではこれは使用しないほうが良いと思う。
自分の力で保持できないものは持たない方が良いのだ。もし持てない重量に出くわしたら時間をかけて握力を鍛える。
そのうちに持てるようになる。安易にストラップなどの補助器具に頼るようなことがあってはならない。これは怪我を防ぐという意味でも重要なことだ。

そのためにオルタネイト・グリップをマスターし、フックグリップを習得し、キャプテンズ・オブ・クラッシュ・グリッパーをやり込み、イバンコのスーパーグリッパーで鍛錬する。
高重量のバーベルによるホールド・エクササイズもいいだろう。
極太のマヌス・グリップを使用してホールド力を強化するのも良い。

もし、200kgのバーベルでデッドリフトするとき、ストラップなしでこれができるのなら、明らかにその人の前腕は常人に比べて発達しているはずだ。これがストラップの力によるものならば、胸を張ってデッドリフトで200kgを上げられます、とは言えないはずだ。人には言えても自分自身ではストラップなしではデッドリフトができないないことを知っている。
あなたの魂はあなたよりも正直なのだ。

補助器具に頼ることなかれ。リフティングベルトをつけるぐらいなら腹筋を鍛え、背筋を鍛え抜き、腹圧を高める術をマスターすることだ。そうすることで腹筋はは割れ、固有背筋群は盛り上がる。

現に私はストラップなし、ノーベルトで200kgのデッドリフトができる。
町のジムにはビジターで数か月に一回、フラッと立ち寄るが、ジーンズ姿でデッドリフトを披露すると、きらびやかなトレーニングウェア、ストラップ、ベルトで身を固めたジム会員たちは唖然とする。
おかしなものだ。彼らが欲しいのはこんな力ではないのだろうか?
奴らの最高重量は私にはウォームアップだ。

究極の筋量を得るためのトレーニングはファッションではない。ジムは社交場でもない。
チャラチャラした補助器具に頼るものでもない。自分自身の素の力をもって極限の重量に挑むのだ。その肉体が精神を凌駕するまで。