カーフの筋肉はあなたにとって発達のしやすい部位だろうか?
もし発達のしにくい部位であれば、よく考えてほしい。本当に発達させる気があるのか?
単調なトレーニングだからとカーフのトレーニングを避けてはいないか?
他の部位を全力でトレーニングした後、少しだけカーフレイズをやるような練習ではないか?
カーフを最大限に発達させたいのであればカーフのトレーニングに時間を割かなければならない。
そう、広背筋にあなたが注ぐ愛情と同じくカーフにも愛情を注いでトレーニングをするのだ。
カーフのトレーニングだけで一時間を超える場合がある。5日間はまともに歩けなくなるほどだ。
階段を降りるのがつらい。しかし、そうまでしてやっと満足感を得られる。次のカーフのトレーニングが待ち遠しくなるのだ。
スタンディング・カーフレイズ
フルストレッチと完全収縮を意識する。踵までつながる筋腹をイメージしストレッチさせる。ゆっくりと、全体重をかける。もう伸ばせない、というところまで時間をかけてストレッチさせたカーフをトップポジションでは完全に収縮させる。頭の中では完全収縮したカーフを思い描く。まだだ。もっと高く、もっと高く、もっと高く。収縮させる時間は攣りそうになるまでだ。そこから再びストレッチ。一分ぐらいはストレッチさせているだろうか。収縮時間も相当なものだ。これを延々と繰り返す。
ワンレッグド・スタンディング・カーフレイズ
両足で完全なるトレーニングを終えた後、さらに片足で追い込む。このトレーニングでは高重量をもう使うことができないほどカーフはくたくたの状態ではあるが、容赦なくストレッチさせる。そして完全収縮。左が終わったら右。右が終わったら左とパンパンになったカーフをより集中して追い込んでいく。
ダンベル・スタンディング・カーフレイズ
ようやくカーフデッキ(またはブロックの上)から地上におりたつ。懐かしい大地を両足で踏みしめる。ここからは大地の上でカーフレイズだ。高重量のダンベルを両手に握りしめ、カーフレイズを行う。フルストレッチはできないので、ひたすら、トップでの収縮を追い求める。ジムにある最高重量のダンベルに挑もう。スタンディング種目はこれで最後なので、立てなくなるまで追い込む。
シーテッド・カーフレイズ
もう立てない。カーフか痙攣している。しかし、座って行う種目であればまだできるハズだ。
シーテッド・カーフレイズでスタンディングポジションでは使用されない部分を徹底的に苛め抜く。この種目ではなるべくハイレップスがいい。ただし、高重量で、だ。ディープストレッチと完全収縮を心がける。とにかくイメージ、イメージすることが大事なのだ。最後はドロップセットも使用してとにかくカーフが動かなくなるまでウエイトを下げ続けつつ、収縮させ続ける。ウエイトを外しきってカーフレイズができなくなるまで行う。動けなくなったら終了だ。
トゥ・レイズ
やってみるとわかるが、カーフの前面(すねの側)を極限までトレーニングするのは相当つらい。つま先にバーベルプレートを乗せレイズ。ここでもドロップセットを使用し、最後はブロックの上に立った状態で負荷なしでレイズし続ける。カーフだけでは片手落ちだ。前面も最大限に筋肥大させることでカーフはより輝きを増す。
このルーチンをこなせるのであればぜひ取り組んで欲しい。カーフのトレーニングは4日前だったが、未だに痛い。歩くのがつらい。しかし、確実な手応えがあるトレーニング。結果が出るトレーニングをあなたは知っているのだ。
目の前にダイヤモンドカーフを手に入れるためのトレーニングがある。
やらない理由がないだろう。