2013年5月14日火曜日

究極の筋量 vol.24 究極のトレーニングに臨む精神(ハイ・インテンシティ・トレーニング HIT)

一週間に一回だけ、全身全霊のトレーニングを行っている。
ヘヴィデューティではないが仕事の兼ね合いで結果、こうなっているだけのこと。

トレーニングについては賛否両論、色々な考え方、やり方があるので、何が良い、何が悪い、ということはないのだが、自分とウエイトの向き合い方として、どうしても軽く行うトレーニングというのができないのだ。

つまり、軽めのベンチプレスとフライだけやって終わり、みたいな練習であればやらない方がましだ、と思ってしまう。

やらないよりは少しでもやった方が良い、という考え方もある。
5分あればダンベルカールができる、など。

マイク・メンツァーのように極限の集中力で究極のトレーニングを求めるやり方もある。

私は後者が好きだ。

だから、思い立ったように今日はトレーニングをしようか、みたいなことはできない。

トレーニングのためにすべてを準備し、心をそこに向け、気持ちを昂ぶらせて行く。
イメージトレーニングを行い、今日やるトレーニングを思い描き、すべてのセットを完遂する自分を想像する。実際のトレーニングは録画の終わったビデオをその通り再生するだけだ。

ウエイトの重さ、鉄の匂い、グリップの感触をイメージし、そのウエイトを使って筋肉を攻め上げる自分を外側から見つめる。
前回のトレーニングでこのウエイトを上げたときの苦しさが解っているからこそ、ウエイトを目の前にしたとき、「また、あの苦しみを超えなければならないのか?」と自問してしまう。

「超えなければならない」

常にもうこれ以上はできない、というトレーニングが長くは続かないと巷では囁かれているが、現実、そんなトレーニングを続けている人間だけが頂点に上り詰める。

また今日も、昨日作った新記録を塗り替えていく自分がいる・・・。