全日本選手権で活躍中の木澤選手のダンベル・ロウのフォームをビデオ、書籍(雑誌)で確認していたときに昔、マッスルアンドフィットネス誌に掲載されていたマイク・クインのダンベル・ロウのフォームに酷似していることを思い出した。
芝刈機のエンジンをかけるイメージ、とマイクは言っていたが、日常的に芝刈機がでてくるところがいかにもアメリカ。
ダンベルは直線的にではなく弧を描くような感じで広背筋下部めがけて引きつけると良いようだ。
マイク・クインのトレーニングは驚くほど初期のドリアン・イエーツのトレーニングに似ている。
ウォームアップセットを1セット、または2セット。筋肉が温まったと感じたら、極限重量で6repできる限界のものを扱う。これを数セット。当然、1セット目で扱えた重量は2セット目では使えないので、重量は少し落ちる。
これで、この種目はおしまい。
こんな感じで数種目。
2種目目は1種目目で筋肉が十分動かせる状態なので、動きの確認をしたあとはいきなりの高重量。
基本的にはディセンディング方式。トレーニングは一時間で終了。時計をみなくても体内のアミノ酸が枯渇した時点で感覚的にこうなるのだとか。
マイク・クインにしろメイク・メンツァーにしろ、マイクと名の付く人はみなヘヴィー・デューティ的なトレーニングを好むのだろうか?(笑)
ところでマイク・クインなのだが、私の好きなボディビルダーの一人。
Mr.USAで優勝したあとはMr.Olympiaに出場。いきなりイタリア・リミニで6位に入賞する。
脚部が少し弱いが空をも飛べそうな広背筋が武器。
トレーニングもパワーでガンガン攻めるもので短時間でオールアウト。
広背筋についてはチンニングはウォームアップとして。とにかくロウイングと言っていたのを思い出す。手足が短かったのでおそらくこうなったのだろう。