2014年10月17日金曜日

究極の筋量 vol.41 ストラップなしで超高重量を操るたった一つの方法

究極の筋量を得るためには超高重量で筋肉を痛めつけて行かなくてはならない。
もちろん、重量が少なくとも、筋肉に効かせる方法はあろう。
しかし、超重量なくしては極限の緊張感もなく、死を意識する程の重量に挑む精神力なくして何が究極であろうか。

そのためにはまずはウエイトを持たなければ話にならない。ウエイトを保持することが重要なのである。

ではリストストラップやパワーフックに頼れば良いではないか、という声も聞こえてきそうだが、器具に頼ったトレーニングで自分が満足できるのか。

どんな重量であろうともその重量を自分の手で握りしめ、それを保持できてこそ究極の前腕が作られるのであり、究極の前腕があるからこそ、そこから得たパワーが全身をビルドアップするのだ。

ストラップなんか使うくらいなら死んだほうがましだ。

例えば高重量を手で保持すると言えばデッドリフトはどうだろう。オルタネイトグリップでバーベルを握りしめることは必須であるが、フックグリップを使用してはどうだろう。

フックグリップは別に特殊なグッズではない。あくまで握り方の呼び名なのだ。

二種類あるフックグリップであるが、スタンダードと説明されているのはバーに巻きつけた親指を人差し指、中指で押さえつけるというもの。これには相当の修練が必要で最初はとにかく指が痛い。

しかし、慣れれば究極のグリップ力を発揮できること間違いなしだ。

そして、もう一つはリバースフックグリップと呼ばれるもので、実は私はこのやりかたの方が好きなのだが、人差し指と中指を親指で押さえつけるというものだ。このやり方でもグリップ力はかなりのものだ。

いずれにしてもフックグリップに慣れてくると、リストストラップの煩わしさから解放され、トレーニングが実にスムーズに進むのだ。リストストラップをセットする時間がトレーニング全体の時間に占める割合を計算して見るといい。結構な時間を割かれていることがわかるハズだ。

自分自身の手で掴んだ重量で作られた究極の筋肉。これこそが補助具に頼らずに身に着けた究極の筋量であろう。