2014年10月2日木曜日

究極の筋量 vol.40 メガレップトレーニングで上半身を劇的に大きくする2つの種目

最高のトレーニングができたときはものすごく気持ちがいい(悪い?)ものだ。
身体中を血液が駆け巡り、最高のパンプの状態が続く。

アーノルド・シュワルツェネッガーはパンプをセックスの快感よりもすばらしいと表現したが、まさに。

自重トレーニングだけで最高のパンプを作り出す2種目を公開。

1.チンニング

目標回数は100reps。とにかく100repsやりとげるまでは鉄棒から離れないことだ。
まずは10resps。
グリップはセット毎に変えていく。ワイドグリップであれば大円筋を主にヒットできるし、リバースナロウグリップでスターナム・チンニングを行うこともできる。
次の10reps。そしてもう10reps。次のセットでは10repsができなかった。

ここからが本番だ。今まで37repsこなしている。あと63repsで目標の100repsだ。

リバースグリップで6reps。背中は悲鳴を上げている。43reps。

ナロウグリップチンニング。5reps。合計で48reps。

こうやってグリップを変え、休憩をはさみ、とにかく100repsに到達するまでチンニングをやめない。セット間には背中をストレッチさせ血液を循環させ老廃物を取り除く。

ついに100reps。一体何セットかかったのだろう。しかし、時間にすれば30分もかかっていない。

よし、次の種目だ!

2.ディップス

ここでも目標回数は100reps。とにかく100repsやりとげるまでは平行棒から離れないことだ。
チンニングで限界を迎えたのは上腕二頭筋、上腕筋、それから背面部の筋肉だ。

ディップスでは背面部の筋肉も使用するがメインとなるのは大胸筋、上腕三頭筋、三角筋だ。

これらを徹底的に苛め抜く。

マイク・メンツァーはディップスのことをアッパーボディスクワットと呼んだ。まさにそう。ディップスは上半身のほとんどの筋肉を使用する最高の種目だ。

まずは10reps。さきほどのチンニングでパンプした上腕二頭筋がクッションとなりボトムポジションでは心地の良いストレッチが肩、上腕三頭筋に得られる。

そして10reps。大胸筋もパンプし始め、上体は風船のように膨らみ始めた。

さらに10reps。ジョー・ウィダーが提唱したフラッシング法を思い出す。血液を上半身に集め、溜め込んでいくにはチンニングとディップスをメガレップで追い込むのは最高だろう。

今回はそれぞれの種目を100reps到達で切り替えたが、これをスーパーセットにしても良いだろう。

こんなトレーニングを完遂した後の気分はまさに上半身が2倍の大きさまで膨れ上がった気分だ。
パンプした状態は結局2時間も続いたのだ。

これで身体が大きくならない訳がないだろう?