2014年2月15日土曜日

究極の筋量 vol.35 地獄へようこそ。本日のWOD、WellCome to KettleHell !!

ケトルベルは精神修行だ。

これはただのトレーニング器具ではない。特にGS(ギレヴォイ・スポーツ)と呼ばれる、簡単に言うと10分間で何repケトルベルを上げられるか?という競技ではそれはもう地獄を見ることになる。

repに次ぐrep。そして自分自身が掲げた目標地点を超えるまで右手から左手へのスイッチもできない。(シングルベルの場合。ダブルベルは本当に逃げ道もない)

手のひらは鍛え上げられていなければ皮が剥けるのは確実。日々の鍛練をどう行ってきたかが問われる。

今回のトレーニングプログラムは・・・すべてシングル・ベルで行うが以下の通り。

1.スナッチ
2.ジャーク
3.スイング
4.ウインドミル
5.フロント・スクワット
6.ハイ・プル

若干、ボディビルプログラム風にアレンジしてはいるが、各種目とも10分間連続で行い、種目間の移行には休憩を3分挟む。合計75分の脅威のトレーニングだ。

やってみるとわかるがとにかくつらい。1時間なんてあっという間にすぎてしまうが、行っている間はとにかくケトルベルを手放したくなるプログラムだ。大雪のなか、屋外でトレーニングしている私ではあるが汗がしたたり落ちる。身体からは湯気が立ち上る。

種目の途中では何があってもケトルベルを地面に置いてはならない。呼吸を整えるのはケトルベルを持ったまま行うのがポイントだ。練習なので手の持ち替えは自由に行っているが、競技ではそうはいかない。欲しいのは究極の精神力、究極の筋量であるため、ここでは10分連続という部分にフォーカスして欲しい。

もし、簡単にこのプログラムがこなせるようなら迷わずケトルベルの重量を上げること。楽をして10分をこなしても意味がない。

種目が終わるころには息も絶え絶えになっている状態でなければならない。



そして手を入れ替えるまでの連続repsを伸ばしていく。フォームをより美しく。重量の追及。呼吸。強度を上げる要素はいくらでもある。




トレーニング時間が10分しか取れない場合などもこのやり方を覚えておけば役に立つはずだ。


心肺機能も極限まで追い込むことができる。


ケトルベルトレーニングとはかくも精神を鍛え上げるものなのだ。


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2014年2月8日土曜日

究極の筋量 vol.34 頑固なカーフを最大限に発達させる。5日間は筋肉痛が持続するダイヤモンドカーフを手に入れる5つの種目

カーフの筋肉はあなたにとって発達のしやすい部位だろうか?
もし発達のしにくい部位であれば、よく考えてほしい。本当に発達させる気があるのか?
単調なトレーニングだからとカーフのトレーニングを避けてはいないか?
他の部位を全力でトレーニングした後、少しだけカーフレイズをやるような練習ではないか?


カーフを最大限に発達させたいのであればカーフのトレーニングに時間を割かなければならない。
そう、広背筋にあなたが注ぐ愛情と同じくカーフにも愛情を注いでトレーニングをするのだ。


カーフのトレーニングだけで一時間を超える場合がある。5日間はまともに歩けなくなるほどだ。
階段を降りるのがつらい。しかし、そうまでしてやっと満足感を得られる。次のカーフのトレーニングが待ち遠しくなるのだ。


スタンディング・カーフレイズ
フルストレッチと完全収縮を意識する。踵までつながる筋腹をイメージしストレッチさせる。ゆっくりと、全体重をかける。もう伸ばせない、というところまで時間をかけてストレッチさせたカーフをトップポジションでは完全に収縮させる。頭の中では完全収縮したカーフを思い描く。まだだ。もっと高く、もっと高く、もっと高く。収縮させる時間は攣りそうになるまでだ。そこから再びストレッチ。一分ぐらいはストレッチさせているだろうか。収縮時間も相当なものだ。これを延々と繰り返す。


ワンレッグド・スタンディング・カーフレイズ
両足で完全なるトレーニングを終えた後、さらに片足で追い込む。このトレーニングでは高重量をもう使うことができないほどカーフはくたくたの状態ではあるが、容赦なくストレッチさせる。そして完全収縮。左が終わったら右。右が終わったら左とパンパンになったカーフをより集中して追い込んでいく。


ダンベル・スタンディング・カーフレイズ
ようやくカーフデッキ(またはブロックの上)から地上におりたつ。懐かしい大地を両足で踏みしめる。ここからは大地の上でカーフレイズだ。高重量のダンベルを両手に握りしめ、カーフレイズを行う。フルストレッチはできないので、ひたすら、トップでの収縮を追い求める。ジムにある最高重量のダンベルに挑もう。スタンディング種目はこれで最後なので、立てなくなるまで追い込む。


シーテッド・カーフレイズ
もう立てない。カーフか痙攣している。しかし、座って行う種目であればまだできるハズだ。
シーテッド・カーフレイズでスタンディングポジションでは使用されない部分を徹底的に苛め抜く。この種目ではなるべくハイレップスがいい。ただし、高重量で、だ。ディープストレッチと完全収縮を心がける。とにかくイメージ、イメージすることが大事なのだ。最後はドロップセットも使用してとにかくカーフが動かなくなるまでウエイトを下げ続けつつ、収縮させ続ける。ウエイトを外しきってカーフレイズができなくなるまで行う。動けなくなったら終了だ。


トゥ・レイズ
やってみるとわかるが、カーフの前面(すねの側)を極限までトレーニングするのは相当つらい。つま先にバーベルプレートを乗せレイズ。ここでもドロップセットを使用し、最後はブロックの上に立った状態で負荷なしでレイズし続ける。カーフだけでは片手落ちだ。前面も最大限に筋肥大させることでカーフはより輝きを増す。


このルーチンをこなせるのであればぜひ取り組んで欲しい。カーフのトレーニングは4日前だったが、未だに痛い。歩くのがつらい。しかし、確実な手応えがあるトレーニング。結果が出るトレーニングをあなたは知っているのだ。


目の前にダイヤモンドカーフを手に入れるためのトレーニングがある。
やらない理由がないだろう。