燃え尽きるような感覚。灼熱の筋肉。張り裂けるほどの猛烈なパンプ。成長ホルモンがとめどなく溢れ出す究極のトレーニング。
それがメガレップトレーニングだ。初めてメガレップトレーニングの記事を見たのはローリー・レイデルマイヤーが記事にしたためたものだったと思う。
誤解してはならないのは、軽すぎるウェイトでメガレップトレーニングを行っても全く意味がない、ということ。
チンニングを例にあげるとやり方はこう。
1.チンニングバーにぶら下がる。100reps行えるまで握力が持つのならストラップは使用しないこと。
2.チンニングを開始。
3.たとえば15repsで力尽きたとする。
4.100-15=85秒間の休息。この間もぶら下がったまま。
5.再びレップスを開始する。
6.10repsできたとする。
7.100-25=65秒間の休息。
8.これを繰り返し、トータル100repsになるまでチンニングバーからは絶対に離れないこと。
これはサディスティックに筋肉を責めあげる方法である。
実際にはアーノルドもこのやり方(休息時間は定かではないが・・・)でのチンニングをすすめていたし、アイアンマン紙に連載中のロン・ハリスもこのやり方を過去の記事で執筆されていた。
また、和製セルジオ・オリバーこと須江選手のすばらしいVシェイプはチンニングの賜物である。
彼は若かりし学生のころ、昼休みには友人と"うんてい"を使ったチンニングでレップス数を競いあっていたらしい。
特にチンニングでお勧めなのがスターナム・チンニングと呼ばれる、要はナロウグリップでニュートラルグリップ、身体を上げきったときにおへその下辺りに引き付けるチンニングだ。
この方法でチンニングを行うと、チンニングとローイングを一つのエクササイズで同時に行うような状態になる。
フランコ・コロンボなんかはこのチンニングも得意としていたらしいし、実際、彼は片手でのチンニングも難なくこなしている。これはものすごい筋力だ!
とにかく。
メガレップトレーニングを行うなら、軽すぎる重量で行っても意味がない。
精神力で肉体の悲鳴を無視して動作を行い続けることができるような種目を選ぼう!