2019年9月3日火曜日

究極の筋量 vol.62 予期せぬ怪我(肉離れ)とその対処

その日、トレーニング動画を見た後、興奮して自分でポージングを行っていた最中に左足、大腿二頭筋と腓腹筋の接合部、実際には腓腹筋の付け根が肉離れを起こした。

丁度、軸足となる左足に体重を掛け、右の大腿二頭筋とカーフを収縮させ、鏡で見ていた時のことだ。(ドリアン・イエーツが好んでとっていたサイドトライセップスの立ち方、と言えばわかるだろうか?)
何回か右足を曲げ伸ばしし、もっとカットを出そうと左足で踏ん張ったときに突然の痛みと電気が走ったような感覚がふくらはぎを襲い、身体を支えられなくなり腕で壁を支えて何とか転倒はしなかったが、全く左足に力が入れられなくなってしまった。

ポージングはそこで中断し、翌日整形外科を訪ねた。
エコー検査で見てもらうと見事に筋断裂、所謂"肉離れ"とのこと。血液が溜まらないよう圧迫して湿布を貼って安静にするように、との診断。
痛み止めの処方箋も出ました。

早速スポーツ店に行き、ふくらはぎを圧迫するサポーターを購入。一週間後のエコー検査では順調に回復しているとのことで、ふくらはぎを軽く動かすことから始め、怪我から二週間後の現在、自重でのスクワットが出来るまでに回復した。

お医者様の話では重量を掛けて激しく運動するのはもうあと二週間くらいは必要とのことで、その指示に従い、無理はしないよう日常生活を送っている。
4年前に一度同じ部分を肉離れしており、その時は医者に掛からず、"圧迫"と"安静"という対処方法をしらなかったことから、痛みが亡くなるまでに随分と時間を要してしまった。
そういう意味では、今回は少し賢くなったと思っている。

そもそも、最初は合わない靴を履いていた結果右足親指の付け根に外反母趾の兆候が見られ(3月)、この治療のため足裏のアーチを整える為の靴を買い(4月)、足裏のアーチが整った結果、外反母趾の症状が軽減されたが、右足首に違和感が出始めた。(6月)つまり、バランスの崩れた足先を右足首がバランスを取り直すことでこらえてくれていたのだと思う。
これをだましだまし生活していたところ、左足が右足の痛みをかばい、左足に負担がかかり、ポージングの最中の肉離れ、という結果に繋がったのではないか?と推測している。
また、クーラーで冷えた身体でポージングを始めた、ということも大きな原因かと思っている。冷え切ったゴムは簡単に切れてしまうものだ。

こうして考えてみると今回の肉離れは"合わない靴"が怪我の引き金となっているのだ。
で、この合わない靴というのは短時間履いているだけでは気が付かなかった、長期出張での使用というのが原因だ。靴を買い替える時間余裕が出張先(それも海外)で取れなかったのだ。(言い訳だが・・・)

身体とは部分で成り立っているのではなく、全体が調和しているものなので、一部分の違和感が後々、大きな怪我となって表面化したのであろう。

究極の筋量を求める者たるもの、やはり身体の声に耳を傾け、常に万全の状態(内臓、筋肉、間接etc)にしておくのは当たり前。それを怠った結果だと猛省している。

今後はポージングを行うにしてもまずは身体の声を聴き、十分に身体を温めた状態で、徐々に力を込めていく(つまりはウォームアップ)ようなやり方に変えようと思っている。