2014年7月4日金曜日

究極の筋量 vol.38 高強度とは?

高強度とはどのように定義されるものだろう。最近のトレーニング雑誌ではボディビル以外でも俺のトレーニングは高強度だ、とか高強度インターバルトレーニングだとか、やたらと高強度という言葉が使われる。


positive failureまで追い込んだら高強度だぜ、なんていうのは甘いだろう。


心肺機能が限界だから高強度だぜ、というのもおかしな話だ。ただ単に心肺機能がおそまつな場合もあるだろう。


コンセントレーションカールを例にあげて見よう。


4秒でカール、トップポジションで完全収縮。ここで2秒。このとき力のかかる方向を調節し、常に重力と戦うように、つまり力の抜けることがない状態でなければならない。そしてスタートポジションに戻すのに4秒。合計で10秒を1repにかける。


positive failureまで到達した時点で空いている手でフォーストレップを数回。これができなくなったらダンベルを少し重いものに持ち替えてトップポジションで静的収縮。30秒耐えられなくなったらnegative。4secかけて降ろす。ここからnegative onlyで数reps。空いている手でトップポジションまでダンベルを上げ4秒掛けて降ろすことができなくなるまで繰り返す。


これをどの種目でもやろうと思えるか。否か。


High Intensity Trainingが世に広まらなかった理由の一つが極限の集中力と精神力を問うものだからだ。


コンセントレーションカールでさえこの有様だ。書いていても気持ちが悪くなる。まして、スクワットをこの方法で行ったなら・・・。


想像して見て欲しい。


究極のスクワットを行うあなたはペインゾーンを突き抜け究極の筋量をその手にするのだ。