2012年8月21日火曜日

究極の筋量 vol.15 レジスタンス・トレーニング

究極の筋量を身に纏ったとき、あなたはトレーニングを続けるのだろうか?

目標とする筋肉を手に入れたとき、それでも、さらに、もっと、とトレーニングを続けるのだろうか?

そもそも、ウエイト・トレーニングを続けるのはなぜだろう。究極の筋量をその身に纏うためではないのだろうか。筋肉を手に入れたとき、あなたはトレーニングをやめてしまうのだろうか。
それとも、その筋肉が萎縮するのを恐れ、永遠にトレーニングを行う修羅の道を選ぶのだろうか。

究極の筋量さえ手に入れることができるのならば、トレーニングの方法はなんでも良いはずだ。
80cmの大腿部を手に入れるための方法が自転車をこぐことであれば、なにもスクワットをする必要はない。

さらに言えば、ウエイト・トレーニングをレジタンス・トレーニングとするならば、バーベル、ダンベルでなくても良い。負荷を身体に掛け、筋肉が適応すれば良いのだ。

数年前、相次ぐ出張でジムへ行くことができなくなったとき、どこでもトレーニングできる方法を模索していたころに出会った本が”究極の筋力トレーニング”というものだった。

アイソメトリックを基本としているが、内容が実践的であり、これを実行することで、実際に筋量アップしたからこそ、トレーニングはどこでも、どうやってでもできる、ということを実感した。

本文の中ではプロレスラーが著者に対して、ウエイトなしで著者の体型が維持できるのならば、ぜひともその方法を教えてほしい、と言っている。プロレスラーも巡業などで決まった場所でトレーニングできない場合が多々ある、とのこと。

バーベル、ダンベル、グリッパー、ケトルベル、etc

身体に日常以上の負荷をかけて強くしていく。これこそが究極のトレーニングである。

加えて、若木竹丸氏はこうも言っている。
いつでも、どこでも、ひとりででもできる。器具を用いるのであれば手に入りやすく、それも安価で行えること。

昨今、フィットネスジムのビジター料金が高いのに辟易している。一回のトレーニングに3000円近く出すのはいかがなものだろうか?

ついついホームジムで究極を目指すものである。



2012年8月1日水曜日

究極の筋量 vol.14 メガレップトレーニング

燃え尽きるような感覚。灼熱の筋肉。張り裂けるほどの猛烈なパンプ。成長ホルモンがとめどなく溢れ出す究極のトレーニング。

それがメガレップトレーニングだ。初めてメガレップトレーニングの記事を見たのはローリー・レイデルマイヤーが記事にしたためたものだったと思う。

誤解してはならないのは、軽すぎるウェイトでメガレップトレーニングを行っても全く意味がない、ということ。

チンニングを例にあげるとやり方はこう。

1.チンニングバーにぶら下がる。100reps行えるまで握力が持つのならストラップは使用しないこと。
2.チンニングを開始。
3.たとえば15repsで力尽きたとする。
4.100-15=85秒間の休息。この間もぶら下がったまま。
5.再びレップスを開始する。
6.10repsできたとする。
7.100-25=65秒間の休息。
8.これを繰り返し、トータル100repsになるまでチンニングバーからは絶対に離れないこと。

これはサディスティックに筋肉を責めあげる方法である。

実際にはアーノルドもこのやり方(休息時間は定かではないが・・・)でのチンニングをすすめていたし、アイアンマン紙に連載中のロン・ハリスもこのやり方を過去の記事で執筆されていた。
また、和製セルジオ・オリバーこと須江選手のすばらしいVシェイプはチンニングの賜物である。
彼は若かりし学生のころ、昼休みには友人と"うんてい"を使ったチンニングでレップス数を競いあっていたらしい。

特にチンニングでお勧めなのがスターナム・チンニングと呼ばれる、要はナロウグリップでニュートラルグリップ、身体を上げきったときにおへその下辺りに引き付けるチンニングだ。

この方法でチンニングを行うと、チンニングとローイングを一つのエクササイズで同時に行うような状態になる。

フランコ・コロンボなんかはこのチンニングも得意としていたらしいし、実際、彼は片手でのチンニングも難なくこなしている。これはものすごい筋力だ!

とにかく。

メガレップトレーニングを行うなら、軽すぎる重量で行っても意味がない。
精神力で肉体の悲鳴を無視して動作を行い続けることができるような種目を選ぼう!